新規上場申請のための有価証券報告書
(Ⅰの部)
クックビズ株式会社
目次
頁
表紙
第一部 企業情報 ……… 1
第1 企業の概況 ……… 1
1.主要な経営指標等の推移 ……… 1
2.沿革 ……… 3
3.事業の内容 ……… 4
4.関係会社の状況 ……… 8
5.従業員の状況 ……… 8
第2 事業の状況 ……… 9
1.業績等の概要 ……… 9
2.生産、受注及び販売の状況 ……… 12
3.対処すべき課題 ……… 13
4.事業等のリスク ……… 15
5.経営上の重要な契約等 ……… 18
6.研究開発活動 ……… 18
7.財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ……… 19
第3 設備の状況 ……… 23
1.設備投資等の概要 ……… 23
2.主要な設備の状況 ……… 23
3.設備の新設、除却等の計画 ……… 25
第4 提出会社の状況 ……… 26
1.株式等の状況 ……… 26
2.自己株式の取得等の状況 ……… 32
3.配当政策 ……… 32
4.株価の推移 ……… 32
5.役員の状況 ……… 33
6.コーポレート・ガバナンスの状況等 ……… 35
第5 経理の状況 ……… 42
1.財務諸表等 ……… 43
(1)財務諸表 ……… 43
(2)主な資産及び負債の内容 ……… 84
(3)その他 ……… 87
第6 提出会社の株式事務の概要 ……… 88
第7 提出会社の参考情報 ……… 89
1.提出会社の親会社等の情報 ……… 89
2.その他の参考情報 ……… 89
第二部 提出会社の保証会社等の情報 ……… 90
第三部 特別情報 ……… 91
第1 連動子会社の最近の財務諸表 ……… 91
頁
第四部 株式公開情報 ……… 92
第1 特別利害関係者等の株式等の移動状況 ……… 92
第2 第三者割当等の概況 ……… 93
1.第三者割当等による株式等の発行の内容 ……… 93
2.取得者の概況 ……… 95
3.取得者の株式等の移動状況 ……… 95
第3 株主の状況 ……… 96
[監査報告書] ……… 巻末
【表紙】
【提出書類】 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)
【提出先】 株式会社東京証券取引所 代表取締役社長 宮原 幸一郎 殿
【提出日】 平成29年10月24日
【会社名】 クックビズ株式会社
【英訳名】 Cookbiz Co.,Ltd.
【代表者の役職氏名】 代表取締役社長CEO 藪ノ 賢次
【本店の所在の場所】 大阪府大阪市北区芝田2-7-18 オーエックス梅田ビル新館6階
【電話番号】 06-6374-9912
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 岡本 哲郎
【最寄りの連絡場所】 大阪府大阪市北区芝田2-7-18 オーエックス梅田ビル新館6階
【電話番号】 06-6374-9912
【事務連絡者氏名】 取締役CFO 岡本 哲郎
第一部【企業情報】
第1【企業の概況】
1【主要な経営指標等の推移】
提出会社の状況
回次 第5期 第6期 第7期 第8期 第9期
決算年月 平成24年11月 平成25年11月 平成26年11月 平成27年11月 平成28年11月 売上高 (千円) 57,528 154,175 339,231 692,085 1,232,549 経常利益又は経常損失(△) (千円) 845 613 △56,616 63,201 75,300 当期純利益又は当期純損失(△) (千円) 618 163 △72,614 59,547 51,901
持分法を適用した場合の投資利益 (千円) - - - - -
資本金 (千円) 22,000 22,000 56,999 56,999 56,999 発行済株式総数 (株) 170 170 1,802,941 1,802,941 1,802,941 純資産額 (千円) 38,020 38,183 31,987 91,535 143,437 総資産額 (千円) 66,267 148,967 261,647 379,229 451,909 1株当たり純資産額 (円) 223,648.63 224,608.69 17.74 50.77 79.56 1株当たり配当額
(円)
- - - - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-) 1株当たり当期純利益金額又は1株
当たり当期純損失金額(△)
(円) 4,209.75 960.06 △42.08 33.03 28.79 潜在株式調整後1株当たり当期純利
益金額
(円) - - - - -
自己資本比率 (%) 57.4 25.6 12.2 24.1 31.7 自己資本利益率 (%) 2.7 0.4 △207.0 96.4 44.2
株価収益率 (倍) - - - - -
配当性向 (%) - - - - -
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) - - - 101,019 5,044 投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) - - - △13,443 △43,370 財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) - - - △28,434 △25,057 現金及び現金同等物の期末残高 (千円) - - - 209,105 145,722 従業員数
(人)
14 31 40 67 121
(外、平均臨時雇用者数) (1) (2) (3) (7) (12)
(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記 載しておりません。
2.売上高には、消費税等は含まれておりません。
3.当社は、持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。 4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第5期及び第6期は、潜在株式が存在しないため、
第7期は潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため、第8期及び第9期は潜在株式は存 在するものの、当社株式は非上場であるため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。 5.株価収益率については、当社株式は非上場であるため、記載しておりません。
6.当社は、平成26年8月31日付で、普通株式1株につき10,000株の株式分割を行っておりますが、第7期の期 首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額又は1株当たり 当期純損失金額を算定しております。
7.主要な経営指標の推移のうち、第5期、第6期及び第7期については、「会社計算規則」(平成18年法務省 令第13号)の規定に基づき算出した各数値を記載しており、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規 程」第211条第6項の規定による監査は受けておりません。
8.第8期及び第9期の財務諸表については、株式会社東京証券取引所の「有価証券上場規程」第211条第6項 の規定に基づき、有限責任 あずさ監査法人により監査を受けております。
9.当社は第8期よりキャッシュ・フロー計算書を作成しておりますので、第5期、第6期及び第7期のキャッ シュ・フロー計算書に係る各項目については記載しておりません。
10.第6期以前においては、人材紹介サービスにかかる求職者の早期退職等に伴う売上取消及び値引き等の一部 について適切に処理されず、売上高及び売掛金が過大に計上されておりました。第7期において、その是正 を図るため、当該要因により過大に計上していた売掛金について、売上高から控除する一括取消処理
(21,062千円)を行っております。
11.当社は、平成26年8月31日付で普通株式1株につき10,000株の株式分割を行っております。
そこで、東京証券取引所自主規制法人(現 日本取引所自主規制法人)の引受担当者宛通知「『新規上場申 請のための有価証券報告書(Ⅰの部)』の作成上の留意点について」(平成24年8月21日付東証上審第133 号)に基づき、第5期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算出した場合の1株当たり指標の推移を 参考までに掲げると、以下のとおりとなります。
なお、第5期、第6期及び第7期の数値については、有限責任 あずさ監査法人の監査を受けておりませ ん。
第5期 第6期 第7期 第8期 第9期
平成24年11月 平成25年11月 平成26年11月 平成27年11月 平成28年11月 1株当たり純資産額 (円) 22.36 22.46 17.74 50.77 79.56 1株当たり当期純利益金額又は1株
当たり当期純損失金額(△)
(円) 0.42 0.10 △42.08 33.03 28.79 潜在株式調整後1株当たり当期純利
益金額
(円) - - - - -
1株当たり配当額
(円)
- - - - -
(うち1株当たり中間配当額) (-) (-) (-) (-) (-)
2【沿革】
平成19年12月 飲食業界特化型の人材サービスを事業目的として、クックビズ株式会社を大阪府大阪市西区に 設立(資本金5,000千円)
平成20年3月 求人情報サイト「cook+biz」をリリースし、飲食業界に特化した人材紹介事業を開始 平成22年11月 第三者割当増資を実施(資本金7,000千円)
平成24年5月 本社を大阪府大阪市北区に移転
平成24年7月 飲食業界に特化した求人広告事業を開始 平成24年9月 第三者割当増資を実施(資本金22,000千円) 平成24年12月 渋谷オフィスを東京都渋谷区に開設
平成24年12月 食に特化したメディア「クックビズ総研」を公開
平成25年9月 農業関連事業(その他事業)として農業雇用支援サービス「farm+biz」を開始 平成26年2月 飲食業界に特化したハイクラス人材紹介サービス「FOOGENT」を開始 平成26年4月 名古屋オフィスを愛知県名古屋市中区に開設
平成26年9月 平成28年2月
第三者割当増資を実施(資本金56,999千円)
飲食業界に特化したスカウトサービス「クックビズダイレクト」を開始
平成28年2月 農業関連事業(その他事業)として農家と飲食店をつなぐ食材ECサービス「ファームビズマーケ ット」を公開
平成28年4月 平成28年6月 平成28年12月
平成29年2月 平成29年3月 平成29年3月 平成29年3月
飲食人・シェフを中心としたソーシャルネットワーキングサービス「Foodion」(その他事業)を 公開
求人広告事業の対象をパート・アルバイトにも拡大
飲食業界向け人材定着・育成にかかる研修サービス「クックビズフードカレッジ」(その他事 業)を開始
五反田オフィスを東京都品川区に開設 農業関連事業(その他事業)を終了
「Foodion」スマートフォンアプリ版を公開 第三者割当増資を実施(資本金62,849千円)
3【事業の内容】
当社は、「自ら学び、成長する喜びを感じ、人と組織の成長支援を通じて社会の持続的な発展に貢献する。」を企 業理念とし、フード産業で働く人々の求人求職のミスマッチを無くし、長期におけるキャリア形成を可能にすること を通じて「フード産業を人気業種にする」というビジョンを掲げております。
当社は、国内の飲食業界が抱える慢性的な人材不足という課題に対して、ビジョンの実現を目指し、当社が提供す る人材サービスを通じて、多種多様な人材がフード産業で活躍できる社会を創造することを志向し、飲食業界(飲食 店、ホテル、旅館、中食事業者、給食事業者、ブライダル事業者等)に特化した「人材紹介事業」、「求人広告事 業」及び「その他事業」の3事業を展開しております。
(1)当社の事業内容について
当社は、飲食業界に特化した求人情報サイト「cook+biz」を運営しており、当該サイトを通じて、コンサルタント を介した有料職業紹介を行う「人材紹介事業」及び求人情報を求職者に提供する「求人広告事業」を展開しており、 また「その他事業」として、飲食業界向け人材定着・育成にかかる研修サービス、料理人やシェフを中心としたSNS
(ソーシャルネットワーキングサービス)を展開しております。
当社の特徴としては飲食業界に特化した事業展開を行っていることにあります。特化することにより、当該事業領 域における業務やその特性、人材ニーズ、職種ごとに必要とされる経験やスキル、求職者の求職条件やキャリアプラ ン等に精通しており、求人企業及び求職者双方が求めるきめ細かいニーズをくみ取った事業サービスを構築しており ます。また、これらの社内に蓄積されたノウハウ等の共有及び活用や各種サポートツールを提供すること等により、 求人企業と求職者のマッチング向上及び業務の迅速化を推進しております。
当社の各セグメントの事業内容は以下の通りであります。なお、以下に示す事業区分は、「第5 経理の状況 1.財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
①人材紹介事業
当事業においては、職業安定法に基づく人材紹介サービス及びスカウトサービス「クックビズダイレクト」を展開 しております。
(a)人材紹介サービス イ.サービス概要
当事業は、求人企業に対して、当社サイトにて登録された求職者を当社コンサルタントを介して紹介するサービス であり、求人企業の人材ニーズと求職者の希望条件をマッチングし、求人企業への就業を実現するものであります。 当該サービスにおいては、求職者の就業開始をもって年収に応じた手数料を求人企業から受領する成功報酬形態を採 用しております。
ロ.業務の流れ
求人を希望している企業から求人依頼の詳細ニーズをヒアリングし、当該情報をデータベースとして登録します。 また一方で、飲食分野で就職・転職先を探している求職者を、当社の運営する求人情報サイト等で募集を行い、当社 にご登録頂きます。その上で、飲食業界を専門とする当社コンサルタントが求職者に対して、経験・保有スキル、今 後の志向、希望条件(就業時間・給与・休日など)をヒアリングし、求人企業からの求人依頼内容と照合し、適性等 を考慮して企業の紹介を行います。その後、求職者における紹介企業への応募同意に基づき、求人企業へのエントリ ーを行い、求人企業の了承が得られれば採用面接が行われます。求人企業が求職者の採用を内定した場合、求職者の 意思確認を行ったうえで入社手続きを行います。求職者が採用された場合、当社は人材紹介にかかる成功報酬として 契約に基づき年収に応じた手数料を求人企業より受領します。
なお、採用が決まらなかった求職者に対しては、求職者の希望に応じて継続した求人企業の紹介を実施しておりま す。また、採用決定から入社までの期間もコンサルタントが定期的にフォローを実施するほか、入社後の求職者の企 業定着を目的として、求職者に対する「お祝い金」を支給するタイミングで入社後の様子をヒアリングする等、一定 期間のアフターフォローを実施しております。
ハ.求職者の集客とマッチング
当事業における求職者の集客は、当社求人情報サイトである「cook+biz」を主体として行っており、キッチン・ホ ールスタッフを中心として、ソムリエ、パティシエ、ブーランジェ等の飲食業界における多様な職種を対象として、 人材紹介を希望する求職者の登録募集を行っております。また、主として、飲食店舗の店長経験者や料理長、スーパ ーバイザー(複数の店舗を統括する責任者)や本社管理職等の一定のスキルを必要とする人材を対象とした登録募集に ついては「FOOGENT」サイトを併設することにより、当社サービスに登録する人材層及び求職者の拡大を図っており ます。
また、当事業においては、求職者と求人企業とのマッチングは重要な要素であり、その精度が当社のサービス品質 に影響を及ぼす要因となります。当社においては、継続的なコンサルタント人材のスキル向上を図るとともに、コン サルタントのマッチング業務の支援を目的として、求人ニーズのデータベース化を行い、求職者情報に適した紹介候
補案件を自動的に抽出する仕組みを構築するなど、システム化による効率化及びマッチング精度の向上への取り組み を推進しております。
(b)スカウトサービス「クックビズダイレクト」
スカウトサービスは、当社サイトの登録求職者に対して、求人企業が直接スカウトを行う仕組みを提供しておりま す。当該サービスは、当社が有する人材データ(登録求職者による入力情報)から、求人企業が興味をもった人材に対 して、当社システムを通じて直接採用を呼びかけることが可能であります。
当該サービスは、求人企業が当社システムを利用して直接オファーを行うほか、求人企業のニーズに合わせて当社 がスカウトをサポート・代行する形態にてサービスを提供しております。求人企業からは、求職者の就業開始をもっ て、定額の手数料を求人企業から受領する成功報酬形態を採用しております。
②求人広告事業
当事業においては、飲食事業者向けに求人広告サービスを展開しております。人材採用を希望する求人企業の求人 広告を、当社求人情報サイト「cook+biz」に掲載するサービスであります。飲食業界における正社員採用広告を主体 としており、アルバイト採用広告も強化を図っております。
また、当該領域に特化しており、掲載する求人広告については、業界特性を考慮した業種、職種等の多様な検索機 能を提供しているほか、当社サイトから求職者が直接応募可能な仕組みを提供するなど、求職者の利便性向上を図っ ております。求人企業のサービス利用に際しては、チケット制を採用しており、あらかじめ購入したチケットを消費 することによりチケットの有効期間内の柔軟な広告掲載を可能としております。また、求人広告の期間掲載に加え て、特集記事への掲載やサイト上位への優先表示等のオプションサービスを提供しており、これらを組み合わせるこ とにより広告効果を向上させる提案を行っております。
当社は、その掲載期間、掲載職種や掲載エリア数に応じた掲載料金を得る仕組みとなっております。
③その他事業
その他事業として飲食事業者向け研修サービスである「クックビズフードカレッジ」及びソーシャルネットワーキ ングサービスである「Foodion」の運営を展開しております。
(a)研修サービス「クックビズフードカレッジ」
クックビズフードカレッジは飲食事業者向けの研修サービスであり、飲食店で働く人々の人材定着、育成支援を主 な目的として平成28年12月より有料サービスとして展開しております。当該サービスにおいては、マナー、ビジネス スキル、クレーム対応、計数管理、人材採用、定着関連等の研修テーマを設定しております。顧客企業からは提供す る研修内容や時間数に応じた受講料を受領しております。また、現在動画コンテンツの配信を開始しております。
(b)ソーシャルネットワーキングサービス「Foodion」
「Foodion」は、料理人・シェフを中心としたSNSであります。当該サイトにおいては、トップシェフのインタビュ ー発信や、お店で提供される料理やまかない等の写真共有を通じた会員同士が意見交換できる場の提供等を行ってお ります。なお、当該サービスは平成28年4月より運用を開始しており、平成29年3月にはスマートフォンアプリによ るサービス提供も開始しております。現時点においては、当該サービスにかかるユーザー拡大を推進しており、特段 の収益化は実施しておりません。
なお、当事業においては、当社の事業領域拡大を目的に、農業関連事業として、農業及び畜産業等の一次産業分野 への参入を図り、農業生産法人への就労のための雇用支援サービス「farm+biz」及び農家と飲食店をつなぐ食材ECサ ービス「ファームビズマーケット」を事業展開しておりましたが、これらのサービスについては短期間での収益拡大 は困難であるとの判断から、平成29年3月をもって撤退しております。
(2)求人情報サイト「cook+biz」について
当社事業においては、求人情報サイト「cook+biz」を通じて人材紹介事業及び求人広告事業の各サービスを提供し ております。当該サイトにおいては、当社が受注した求人広告及び人材紹介にかかる求人情報を掲載するほか、提携 人材サービス事業者の求人情報の掲載、ハローワーク(公共職業安定所)求人案件の転載等により、ユーザーである求 職者に対する情報提供の拡充を図っております。
当該サイトにおいて、求職者は会員登録を行わずに掲載求人広告への応募が可能であるほか、無料会員登録を行う ことにより、新着求人情報の配信サービスやスカウトサービスの利用、人材紹介にかかるコンサルタントによる転職 支援を受けることが可能となっております。また、求職者及び登録会員の利便性向上を図るため、求人情報の拡充及 び多様な検索機能の強化のほか、サイト内のデザイン・機能・ユーザビリティの改善、コンテンツ・サービスの拡充 等の取組みを継続しております。
当社事業においては、求職者の集客が重要であり、「cook+biz」サイトにおける閲覧数・訪問者数・登録会員数の 拡大に努めております。当該集客については、上記の求人情報の拡充及びサイト利用者の利便性向上に加えて、費用 対効果を踏まえた継続的な広告宣伝費の投下、SEO(検索エンジンへの最適化:Search Engine Optimization)の 推進及び外部ソーシャルメディアの活用や自社メディアによるコンテンツマーケティング等による集客拡大を推進し ております。また、広告運用業務やSEO等の主要機能を自社にて内製対応することにより、これらのノウハウ蓄積 を図るとともに、効率的かつ柔軟な施策対応を推進しております。
なお、過年度における「cook+biz」サイトのPV数(ページ・ビュー数:サイト内の閲覧ページ回数)の推移は以下 の通りであります。
「cook+biz」のPV数の推移は以下のとおりであります。
年月 平成25年11月期 平成26年11月期 平成27年11月期 平成28年11月期 PV数 2,066,338PV 4,723,648PV 9,343,406PV 15,878,331PV
(3)スマートデバイス向けサービスの強化に対する取り組み
近年、スマートフォンの普及は著しく、インターネットサービスの利用におけるスマートデバイス等の割合は急速 に高まっております。当社の求人情報サイト「cook+biz」の利用においてもスマートフォンの利用が約8割を占めて おり、当該デバイス向けのサイトの拡充及びユーザビリティ向上を継続して行っております。また、求職者向けアプ リや求人企業の採用担当者向けアプリの提供等による求職及び採用活動の利便性の向上等、サービス強化に注力して おります。
「cook+biz」[事業系統図]
4【関係会社の状況】
該当事項はありません。
5【従業員の状況】
(1)提出会社の状況
平成29年9月30日現在
従業員数(人) 平均年齢(歳) 平均勤続年数(年) 平均年間給与(円) 144(17) 32.7 1.8 4,038,740
セグメントの名称 従業員数(人)
人材紹介事業 73 (8)
求人広告事業 59 (7)
その他事業 3 (1)
報告セグメント計 135 (16)
全社(共通) 9 (1)
合計 144 (17)
(注)1.従業員数は就業人員(契約社員を含んでおります。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社か らの派遣社員を含む。)は、最近1年間の平均人員を( )外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
4.最近1年間において、従業員が23人増加しております。主な理由は、事業の拡大に伴う期中採用が増加した ことによるものであります。
(2)労働組合の状況
当社の労働組合は、結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
第2【事業の状況】
1【業績等の概要】
(1)業績
第9期事業年度(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)
当事業年度における我が国経済は、政府による経済・金融政策の効果により企業業績は堅調に推移しているもの の、世界経済は英国のEU離脱や中国を始めとするアジア新興国や資源国の景気減速等により経済環境は依然として不 透明な状況で推移しました。
国内の雇用情勢につきましては、厚生労働省が平成28年12月27日に発表した平成28年11月の有効求人倍率(一般職 業紹介状況)は1.41倍と25年4ヶ月ぶりの高水準となりました。また総務省統計局が平成28年12月27日に発表した完 全失業率は3.1%であり、完全失業者数は197万人と前年同月に比べ12万人減少しており、78ヶ月連続での減少となり ました。
このような背景を受け当社の属する人材ビジネス業界においては、市場における新規求人数が増加し、人材サービ スに対する需要は拡大傾向にて推移しました。一方で当社の事業領域である飲食業における雇用情勢においては、厚 生労働省が発表した平成28年11月の有効求人倍率(職業別一般職業紹介状況)は「飲食物調理の職業」で3.13倍、「接 客・給仕の職業」では3.69倍と全業種における有効求人倍率を大きく上回って慢性的な人手不足となっており、飲食 業界における人材の採用意欲は高い水準にあります。
このような景況感のもと、人手不足が続く飲食分野の人材サービス事業(人材紹介事業、求人広告事業)では、早 くから飲食業界に特化し顧客を開拓して参りました。拡大する企業の採用ニーズを、職種毎に細分化し、これらの細 分化された採用ニーズを多くの求職者に人材紹介サービスや求人情報サイトを通して提供し、企業と求職者に出会い の機会を提供いたしました。
これらの結果、当事業年度の売上高は1,232,549千円(前年同期比78.1%増)、営業利益は56,618千円(同52.6% 増)、経常利益は75,300千円(同19.1%増)、当期純利益は51,901千円(同12.8%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①人材紹介事業
人材紹介事業におきましては、コンサルタント及び営業人員の採用による人員の強化と教育強化を図り、質の高い 転職相談を実施することによる求職者の満足度向上に向けて取り組んでまいりました。また積極的に新規会員の獲得 を実施するため広告宣伝投資の拡大による集客力の向上に努めてまいりました。
その結果、当セグメントにおける売上高は865,518千円(同68.1%増)、営業利益は136,352千円(同105.4%増)、営 業利益率は15.8%となりました。
②求人広告事業
求人広告事業におきましては、営業人員の採用による人員の強化と、スマートフォン向け検索機能強化などのユー ザビリティ向上や、正社員に限らずアルバイト向けの求人の出稿などにより媒体力強化に取り組んでまいりました。 また、応募数拡大に向けた広告宣伝投資の拡大による集客力の向上や、スマートフォンアプリ「cook+biz」のリリー スなどによる求職者の使い勝手の向上や応募数増加につながる施策に取り組んでまいりました。
その結果、当セグメントにおける売上高は364,420千円(同108.1%増)、営業利益は62,879千円(同19.2%増)、営業 利益率は17.3%となりました。売上高の更なる拡大を目指し、広告宣伝費を増額したため、売上高の伸びに対して、 営業利益の伸びが低くなっております。
③その他事業
その他事業における「ファームビズマーケット」に関しましては、提携産地数及び提携商品数の拡充を図るととも に、流通量の拡大に努めてまいりました。一方で提携産地の開拓が想定よりも進まず提携商品数が伸び悩む中で、購 入を検討する飲食店に関しても見込み通りに開拓が進みませんでした。
その結果、当セグメントにおける売上高は2,610千円(同18.2%増)、営業損失は51,668千円(前年同期は営業損失 27,820千円)となりました。
第10期第3四半期累計期間(自 平成28年12月1日 至 平成29年8月31日)
当第3四半期累計期間における我が国経済は、政府による経済・金融政策の効果による企業業績の堅調な推移を背 景に雇用や所得環境の改善が続いておりますが、米国の政権交代以降の影響や東アジアの情勢、株式市場の不安定さ など、景気の先行きは不透明な状況にあります。
国内の雇用情勢に付きましては、厚生労働省が平成29年9月29日に発表した平成29年8月の有効求人倍率(一般職 業紹介状況)は1.52倍であり、昭和49年2月(1.53倍)以来43年5カ月ぶりの高水準となりました。
このような背景を受け当社の所属する人材ビジネス業界においては、市場における新規求人数が増加し、人材サー ビスに対する需要は全体として拡大傾向にて推移しました。一方で当社の事業領域である飲食業における雇用情勢に おいては、平成29年8月の有効求人倍率(職業別一般職業紹介状況)は「飲食物調理の職業」で3.23倍で、「接客・給 仕の職業」では3.92倍と全業種における有効求人倍率を大きく上回って慢性的な人手不足となっており、飲食業界に おける人材の採用意欲は引き続き高い水準にあります。
このような景況感のもと、人手不足が続く飲食分野の人材サービス事業(人材紹介事業、求人広告事業)では、早 くから飲食に特化し市場を開拓して参りました。拡大する企業の採用ニーズを、職種形態毎に細分化し、これを多く の求職者に人材紹介や求人情報サービスを通して情報を提供し、企業と求職者に出会いの機会を提供いたしました。 この結果、当第3四半期累計期間の売上高は1,480,385千円、営業利益は173,095千円、経常利益は182,956千円、 四半期純利益は116,595千円となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①人材紹介事業
人材紹介事業におきましては、「cook+biz」(※)サイトへご登録いただいた転職を希望される方へ、転職先を紹 介する事業を運営しております。
当第3四半期累計期間におきましては、コンサルタント及び営業人員の教育強化を図り生産性の向上を目指すとと もに、人員の適正配置による収益化強化の施策を講じてまいりました。また、前事業年度に引き続き積極的な広告宣 伝投資を実施し、認知度及び集客力の向上に努めてまいりました。
その結果、当セグメントにおける売上高は972,335千円、営業利益は212,997千円となりました。
②求人広告事業
求人広告事業におきましては、求人広告サイトである「cook+biz」の事業を運営しております。
「cook+biz」におきましては、前事業年度に引き続き営業人員の採用による人員の強化に努めるとともに、教育専任 者を配置し研修体制の充実を図ることにより営業力の強化に努めてまいりました。また広告宣伝投資の拡大による認 知度及び集客力の向上に努めてまいりました。
その結果、当セグメントにおける売上高は495,847千円、営業利益は63,521千円となりました。
③その他事業
その他事業におきましては、平成28年12月より飲食業界で働く人に向けた研修事業である「クックビズフードカレ ッジ」事業を展開しております。「フード産業を人気業種にする」という当社のビジョンを達成するためには、飲食 業界で働かれている方に研修を通じて成長を促すことで、個人のキャリア形成の確立や組織の成長に通じ、これが業 界全体の底上げに繋がり、ひいては人気業種にする事に繋がると考えております。当事業は人材紹介事業及び求人広 告事業とのクロスセルにより認知度向上とともに売上拡大に努めてまいりました。
その結果、当セグメントにおける売上高は12,203千円、営業損失は10,802千円となりました。
※ cook+biz:弊社は人材紹介事業及び求人広告事業ともに「cook+biz」の同一ブランドにて展開しております。
(2)キャッシュ・フロー
第9期事業年度(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して63,383千円減少 し、145,722千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動の結果、得られた資金は5,044千円(前年同期比95,975千円の減少)となりまし た。これは主に、税引前当期純利益74,082千円、未払金の増加8,416千円、売上拡大を目的とした人員増加に伴う 未払費用の増加23,277千円等の資金の増加に対し、集客拡大を目的とした広告投資の増加に伴う前払費用の増加 35,713千円、売上債権の増加41,798千円、業績拡大に伴う法人税等の支払額18,983千円等の資金の減少があったこ とによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動の結果、使用した資金は43,370千円(同29,927千円の増加)となりました。これは 主に、敷金の差入による支出25,604千円、有形固定資産の取得による支出9,647千円、無形固定資産の取得による 支出6,338千円等の資金の減少があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動の結果、使用した資金は25,057千円(同3,377千円の減少)となりました。これは 主に、長期借入金の返済による支出25,057千円の資金の減少があったことによるものです。
2【生産、受注及び販売の状況】
(1)生産実績
当社が提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。
(2)受注状況
生産実績と同様の理由により、受注状況に関する記載はしておりません。
(3)販売実績
第9期事業年度及び第10期第3四半期累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称
第9期事業年度
(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)
第10期第3四半期累計期間
(自 平成28年12月1日 至 平成29年8月31日) 金額(千円) 前年同期比(%) 金額(千円)
人材紹介事業 865,518 68.1 972,335
求人広告事業 364,420 108.1 495,847
その他事業 2,610 18.2 12,203
合計 1,232,549 78.1 1,480,385
(注)1.最近2事業年度及び第10期第3四半期累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に 対する割合は総販売実績の100分の10未満であるため記載を省略しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3【対処すべき課題】
(1)現状の認識について
当社の事業に関連する飲食市場においては、一般社団法人日本フードサービス協会の統計によると、外食産業の市 場規模は、平成9年の29兆702億円をピークに平成23年には22兆8,282億円まで落ち込みましたが、平成24年には23兆 2,217億円と回復傾向を示し、平成28年には25兆4,169億円と順調に伸びております。今後も、訪日観光客の増加や東 京オリンピックなどのイベントによる需要喚起が想定され、当該市場規模は緩やかに拡大するものと見込まれます。
また、厚生労働省が発表した平成29年8月における有効求人倍率(一般職業紹介状況)は1.52倍となっております が、「飲食物調理の職業」は3.23倍、「接客・給仕の職業」は3.92倍と非常に高い水準で推移しており、増加する需 要に対して人手不足が深刻化しております。そして、厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、飲食サービ ス・宿泊業への就職者において大学卒業3年目までの離職率は2013年3月卒業者では50.5%と全業種平均の31.9%の およそ20%程度上回る水準であり、また厚生労働省の「平成27年度雇用動向調査結果の概況」によると、飲食サービ ス・宿泊業における入職率及び離職率は各産業の中で最も高い水準にあり、当該産業における就業者が定着せずに短 期間で離入職を繰り返しているものと考えられます。
このような環境下で、飲食業界特化型である強みを活かし、以下事項を対処すべき課題として認識して、「自ら学 び、成長する喜びを感じ、人と組織の成長支援を通じて社会の持続的な発展に貢献する。」という企業理念に沿った 永続的な成長を実現するため、各課題に取り組んでまいります。
(2)具体的な取組状況等
①ブランドの知名度向上
当社ウェブサイトにおける求職者等の登録者数の確保は当社事業にとって重要な要素であり、当社は現在の旺盛な 採用需要に対応すべく、ブランドの知名度向上が重要であると認識しております。当社が運営する求人情報サイト
「cook+biz」は過去のPV数の推移などから求職者及び求人企業に対する知名度は一定程度高まっているものと考えて おりますが、今後の継続した事業成長のためには、更なる知名度の向上が不可欠であると考えております。当社では 費用対効果を見極めながら、広告宣伝及びプロモーション活動を強化することで、ブランド知名度の向上を図るとと もに、「クックビズ総研」や「Foodion」といったオウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングの積極展開 も図ってまいります。
②システムの安定稼働と強化
当社は、インターネット技術を活用して事業を運営していることから、事業運営上、システムの安定稼働が極めて 重要であると認識しております。このため、当社は自社でエンジニアの採用を行い、機動的に対応が出来るよう取り 組んでおります。また、会員数に応じたサーバーの増強を含め、システムの安定化のため継続的にシステム強化に取 り組んでまいります。
③優秀な人材の確保・育成
当社は、当社にとって最も重要な経営資源は人材であり、事業の安定的・継続的成長のためには、当社の企業文化 及びビジョン・ミッションに合致した志向性をもつ優秀な人材を継続的に確保・育成することが不可欠であると認識 しております。また、当社は広告制作やシステム開発人員を有するほか、営業部門では営業、コンサルタント、コー ルセンター及び営業アシスタントによる分業体制(一部外注を含む)により業務の効率化を図っており、各々の職種 に適応した人材の確保に注力すべきと考えております。当社は今後、さらに知名度を向上させ、当社が必要とする優 秀な人材を継続的に確保・育成し、長期的なキャリアパスを見据えた研修制度の充実や教育体制の整備を進めるとと もに、福利厚生の充実などにより働き甲斐のある職場環境を創出してまいります。
④拠点の拡充
当社は、事業規模を拡大するためには、現在の商圏の深耕とともに、営業エリアの拡大が必要であると認識してお ります。当社は今後、人員の増加にあわせ既存の拠点を拡充していくとともに、人口や飲食店舗数等から複合的に判 断した上で、地方の中核都市に新しい拠点の展開を検討しております。
⑤情報管理体制の強化
当社は、人材紹介事業を行っており、多数の求職者(職業紹介希望者、求人案件応募者等)の個人情報を有してい るため情報管理が最重要課題であると認識しております。当社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が運営す るプライバシーマークを取得し、その制度に準じた個人情報体制を構築しております。
今後も社内規定の厳格な運用、定期的な社内教育の実施、セキュリティーシステムの整備等を実施し、情報管理体 制の維持及び強化を図ってまいります。
⑥新規事業における収益拡大
当社は、主力サービスである人材紹介事業及び求人広告事業ともに堅調に成長しておりますが、両サービスの収益 力への依存度が極めて高い状態にあります。今後も継続的に成長していくためには、現在展開している「クックビズ フードカレッジ」及び「Foodion」といったサービスを成長させ、事業基盤を確立していくことが重要であると考え ております。
飲食業界分野に対する新規事業への取組は、当社の継続的な成長の原動力と考えており、収益性の見込まれる新規 ビジネスの創出を目指し今後も投資を行うことを検討してまいります。
⑦内部管理体制の強化
当社が今後さらなる業容を拡大するためには、業務内容の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要 な課題であると認識しております。このため、今後も業務運営上のリスクを把握してリスク管理を適切に行える体制 整備に努め、業務マニュアル及び規程の運用を徹底し、効率性・有効性を阻害する業務フローの改善に取り組み、内 部管理体制を強化するとともに、業務の効率化を図ってまいります。
4【事業等のリスク】
当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以 下に記載しております。あわせて、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項についても、投資者の判断にとって 重要であると当社が考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、本項の記載内容 は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。
当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針で ありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行われる必 要があると考えております。
本項記載の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)事業環境に由来するリスクについて
①飲食業界における求人動向等について
当社事業は、飲食業界に特化して展開しており、主たる収益は当該分野にかかるものとなっております。飲食業界 においては、前述の通り緩やかな市場拡大が見込まれる一方で、慢性的な人材不足が継続しており、今後も当該業界 における求人需要は継続していくものと考えております。
しかしながら、今後において景気変動や企業の採用意欲の変化等が生じた場合、当社事業に影響を及ぼす可能性が あるほか、行政による長時間労働是正等を目的とした「働き方改革」の推進等により、飲食業界における労働環境や 求人及び求職動向に重大な変化が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
②インターネット関連市場について
当社は、求人情報サイト「cook+biz」を中心として、各事業においてインターネットを活用した事業展開を行って おります。
今後において、インターネット関連サービスの利用動向やそのあり方等の変化や、サービス利用又は提供にかかる 新たな規制の導入、通信・インフラ事業者等の利用料又は料金体系にかかる重要な変更、急激な技術革新等が生じた 場合、また、これらの外部環境変化に対して、当社として機動的に対応していくことが困難となる場合、当社の事業 展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③競合について
当社が属する人材サービス業界においては、新規参入障壁が低いこともあり、大手企業から個人事業者が存在し、 広範囲な業種を対象とする事業者から特定業界に特化した事業者まで、多くの事業者が事業を展開しております。ま た、飲食業界に特化する事業者は限定的であるものの複数社存在しており、当社はこれらの事業者と競合関係にあり ます。
当社は飲食業界特化によるノウハウの蓄積により、当該業界における求人企業及び求職者のニーズに対してきめ細 やかなサービスを提供するとともに、研修サービス等の人材サービスに限らないサービス提供により同業他社との差 別化を推進しておりますが、今後新たな企業の市場参入や競合他社における飲食業界注力等による競争の激化が生じ た場合、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
④法的規制について
当社事業を規制する主な法的規制として、「職業安定法」があります。当社は、「職業安定法」に基づく有料職業 紹介事業者として、厚生労働大臣の「有料職業紹介事業許可」を受けており、許可の有効期間は5年(平成28年3月 1日~平成33年2月28日)であります。
「職業安定法」は、職業紹介事業等が労働力の需要供給の適正かつ円滑な調整を果たすべき役割に鑑み、その適正 な運営を確保するために、紹介事業を規制しており、厚生労働大臣は、当社が有料職業紹介事業者としての欠格事由
(職業安定法第32条)、若しくは、当該許可の取消事由(職業安定法第32条の9)に該当した場合には、許可の取消 や業務の全部又は一部の停止を命じることが出来る旨を定めております。
本書提出日現在において、当社において「職業安定法」に定めるこれら欠落事由又は取消事由に抵触する事項は生 じておりません。しかしながら、今後において何らかの理由により当社が当該法令に抵触する事態が生じた場合、営 業停止又は許可取消等により事業活動に支障をきたすとともに、当社の経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性 があります。
(2)事業内容に由来するリスクについて
①求職者の集客について
当社の 人材紹 介事 業及び 求人 広告事 業にお いて は、求 人情 報サイ ト「 cook+biz」にお ける 継続 し た求 職者の 集客 (サイト登録者及び閲覧者の拡大)が重要な要素であると考えております。
当社は、サービス拡充及び品質向上等により飲食業界における評価及び知名度の向上に努めるとともに、ウェブマ ー ケテ ィン グを 中心 とし た集 客拡 大の ため の施 策を 推進 して おり ます 。し かし なが ら、 今後 にお ける 雇用 情勢 の変 化、競合激化、集客施策の不振等により、十分な求職者の集客が困難となった場合、人材紹介にかかるマッチング機 能の低下や求人広告にかかる広告効果の低下等が生じる可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす 可能性があります。なお、当社における集客施策については、以下のリスクがあります。
(a)検索エンジンへの対応について
当社が運営する「cook+biz」サイトにおける利用者の集客については、特定の検索エンジン(「Yahoo!Japan」及 び「Google」)の検索結果からの誘導によるものが一定の割合を占めております。
当社は、検索結果において上位表示されるべくSEO対策等の必要な対応を推進しておりますが、今後、検索エン ジン運営者における上位表示方針及びロジックの変更、その他何らかの要因によって検索結果の表示が当社にとって 優位に働かない状況が生じる可能性があり、この場合、当社サイトへの集客効果が低下し、当社の経営成績及び財政 状態に影響を及ぼす可能性があります。
(b)集客に係る広告宣伝活動について
当社は、サービスの認知度向上、当社サイトへの集客及びサービス利用拡大等を目的として、継続した広告宣伝活 動を行っております。当社の広告宣伝は、インターネット広告(検索連動型広告、ディスプレイ広告及びインフィー ド広告等)を中心とするほか、一部は屋外広告(街頭スクリーンや交通広告など)等の活用も開始しております。
当社の広告宣伝においては、広告手法や媒体、その実施方法及びタイミング等について、費用対効果を検討した上 で効率的な広告宣伝費の投下に努めておりますが、当社が行う広告宣伝について著しい広告効果の低下や広告費用の 上昇が生じた場合には、求職者の集客等に影響が生じ、また、当該費用負担により、当社の経営成績及び財政状態に 影響を及ぼす可能性があります。
②求人企業と求職者の適正なマッチングについて
人材紹介事業においては、求人企業における人材採用ニーズと、求職者の保有スキル・経験や就職・転職にかかる 希望条件等を適正にマッチングすることが重要な要素であると考えております。また、飲食業界は、人材不足等の要 因から長時間労働が生じ易いこと、従業者の離職率が高い業種とされていること等から、求人企業における労働環境 等も考慮した上での、求人求職双方のニーズに応じた適正なマッチングが必要となります。
当社は、求人企業に対するヒアリング・取材又は求職者に対するコンサルタントによる面談等におけるニーズ、希 望条件、適性等の把握を徹底することに加えて、社内における業務ノウハウ等の共有や継続的な教育・育成による担 当者のスキル向上、求職者に適した求人企業の候補抽出等のシステム化によるサポート及び効率化等を推進すること により、適正なマッチングの実施及びその精度向上に努めております。
しかしながら、当社の施策推進にも拘らず、マッチング精度の低下による人材紹介にかかる成約率の大幅な低下や 早期退職の著しい増加、その他のトラブルが生じた場合、当社事業の収益性低下や信頼性低下等が生じ、当社の経営 成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③人材紹介事業における取引慣行に基づく返金制度について
人材紹介事業においては、当社の紹介した求職者が、求人企業に入社した日付を基準に売上高を計上しておりま す。当該事業においては、人材紹介業界における取引慣行に基づき、求職者が入社した日から3ヶ月以内に自己都合 により退職した場合は、その退職までの期間に応じて紹介手数料を返金する旨を求人企業との契約に定めておりま す。
当社は、求人企業と求職者の双方のニーズを十分に斟酌した上で紹介を進める等、このような事態の発生の低減に 努めており、過去の返金実績に基づき返金引当金を計上しております。しかしながら、当社の想定した返金率を上回 る返金が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④新規事業について
当社は、継続的な成長を図るため、飲食業界にかかる事業領域において新規事業の創出に取り組んでおります。当 該取組みにおいては、システム開発や人件費等の先行投資が必要となるほか、事業展開に応じて追加支出等が発生す る可能性があります。また、事業推進においては、当初の計画通りに事業が進捗しない又は十分な収益を見込めず初 期投資を回収出来ない等の状況が生じる可能性があるほか、事業撤退を余儀なくされる可能性があり、当社の経営成 績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお 、当 社は 、現 時点 にお いて 、そ の他 事業 にお いて 、飲 食店 向け の研 修事 業で ある 「ク ック ビズ フー ドカ レッ ジ」(平成28年12月サービス開始)及びSNS「Foodion」(平成28年4月サービス開始)を新規事業として立ち上げており ます。現時点において、これらサービスの推進にかかる当社事業体制は小規模なものであり、顧客開拓や会員獲得の 実績も限定的であります。当社は、これら新規サービスの拡大を図っていく方針でありますが、今後において十分な
事業拡大が図られる保証はなく、体制強化その他にかかるコスト負担の増加により、当社の経営成績及び財政状態に 影響を及ぼす可能性があります。
⑤業績の季節変動性について
当社事業においては、業種特性として人材採用の需要期に収益が増加する傾向があり、多くの企業が新年度となる 4月(第2四半期会計期間)及び飲食業界の繁忙期前の人材需要期である9月~11月(第4四半期会計期間)に売上高及 び利益が増加する傾向があります。
なお、当社の業績は、今後も上記の季節要因の影響を受けるものと考えておりますが、景気動向や飲食業界の業況 等の外部環境や、当社の各期における人員増強や広告宣伝費の投下状況等により、実際の業績は変動する可能性があ ります。
なお、第10期(平成29年11月期)中における各四半期業績の推移は以下の通りであります。
第10期 第1四半期会計期間
第10期 第2四半期会計期間
第10期 第3四半期会計期間 売上高(千円) 395,233 561,274 523,878 営業利益(千円) 10,066 116,926 46,101
(3)当社の事業体制について
①人材の確保・育成について
当社は、現在成長過程にあり、過年度においても事業拡大を図るため、急速に人員体制を拡充しております。ま た、今後において想定する業容拡大に伴い、継続した優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しており ます。
当社は、現在、エージェントの活用及び自社社員紹介による人材採用活動を継続的に行うとともに、社内人材育成 を目的とした研修プログラムの構築や教育担当者の専任化による社内育成体制の強化及び人材の定着化を図ってお り、今後も事業規模に応じた人員体制強化を推進していく方針であります。
しかしながら、雇用環境の変化や人材獲得競争の激化等により、人材確保が困難となった場合又は社内人材の社外 流出が生じた場合、事業運営に必要な適正な人材配置が困難となり、競争力の低下や一層の業容拡大の制約要因が生 じ、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
②内部管理体制について
当社は、今後の事業運営及びその拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識 しており、当該強化を推進しております。
しかしながら、今後において事業規模、人員及び組織体制に適した内部管理体制の構築に支障が生じた場合には、 当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③個人情報保護について
当社は、事業運営において、登録求職者にかかる多数の個人情報を取り扱っております。取り扱う個人情報につい ては、利用目的を明示し承諾を得た上で取得し、当該範囲でのみ利用しております。
当社は、個人情報の適正な取り扱い及び安全管理を推進するため、「個人情報保護規程」を策定し、従業員に対す る教育及び適正な業務運営の徹底を図るほか、プライバシーマークの認定取得を行う等の情報管理体制の強化に取り 組んでおります。
しかしながら、何らかの理由により当社が管理する個人情報等の漏洩や不正使用等の事態が生じた場合、当社及び 事業サービスに対する信頼性の著しい低下や顧客からの損害賠償請求等が生じ、当社の経営成績及び財政状態に影響 を及ぼす可能性があります。
④システム障害について
当社の事業は、インターネット上に開設したウェブサイトを通して提供されております。当社は事業の信頼性及び 取引の安全性の観点からも、自社のシステム管理体制の構築、定期的バックアップ、稼働状況の監視等によりシステ ムトラブル発生の未然防止又は回避に加えて、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧出来るような 体制を整えております。
しかしながら、自然災害や事故、人為的ミスの発生、通信回線等の遮断・停止、ソフトウェア又はシステム機器の 欠陥等によるトラブル、外部からのシステム攻撃や侵入、その他予測不能な様々な要因により、コンピュータシステ ム等に障害が発生した場合、継続したサービス提供等に支障が生じる可能性があり、当該要因による、当社の収益機
会の喪失、システム及び事業運営に対する信頼性低下、クレーム発生その他の要因により、当社の経営成績及び財政 状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑤知的財産権について
当社は、第三者の特許権、商標権等の知的財産権に関して、外部の弁理士などを通じて調査するなど、その権利を 侵害しないように留意するとともに、必要に応じて商標権等については知的財産権を登録することにより、当該リス クの回避に留意しております。
しかしながら、当社の認識していない知的財産権が既に成立している可能性や当社の事業分野で第三者による知的 財産権が成立する可能性があること等から、当社による第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性は否定できず、仮 に当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者により、損害賠償請求、使用差止め請求、ロイヤルテ ィの支払い要求などが発生する可能性があり、その場合には、当社の経営成績及び財産状態に影響を及ぼす可能性が あります。
(4)その他のリスクについて
①配当政策について
当社は設立以来、配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識して おり、事業基盤の整備状況、業績や財政状態などを総合的に勘案の上、配当をしていきたいと考えております。
ただし当面は、事業基盤の整備を優先することが株主価値の最大化に値するとの考えから、その原資となる内部留 保の充実を基本方針としており、現時点において配当実施時期等については未定であります。
②潜在株式の行使による当社株式価値の希薄化について
当社は、当社役員及び従業員に対し、当社の業績向上への意欲や士気を一層高めることを目的として、新株予約権 付与によるストックオプション制度を採用しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新 たに発行され、当社株式の1株当たりの価値が希薄化する可能性があります。
なお、本書提出日現在における新株予約権にかかる潜在株式数は166,170株であり、発行済株式総数1,812,941株の 9.17%に相当しております。また当社は長期的な企業価値向上を目指し、今後もストックオプション制度を含めたイ ンセンティブ制度を活用していく方針であります。
③ベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合による株式売却について
本書提出日現在における当社の発行済株式総数は1,812,941株であり、このうち402,941株(所有割合22.2%)をベ ンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下、「投資事業組合」という。)が保有しております。一般的に、 投資事業組合が未上場株式に投資をおこなう目的は、上場後に当該株式を売却してキャピタルゲインを得ることであ るため、当社が株式上場後、投資事業組合が保有する株式を売却する可能性があります。そのような場合には、短期 的に需給バランスの悪化が生じる可能性があり、当社株式の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社の株主のうち、投資事業組合とはロックアップの合意をおこなっておりますが、ロックアップ期間後に 保有株式を一斉に売却することにより、短期的に需給バランスが悪化し、当社株式の株価形成に影響を及ぼす可能性 があります。
④調達資金の使途について
当社の株式上場時に予定している公募増資による調達資金の使途につきましては、当社の今後の事業成長に伴う、
①オフィス移転に関する設備資金及び差入保証金、②当社サービス利用者獲得のための広告宣伝費、③借入金返済資 金並びに④事業拡大に伴う人件費として充当する予定であります。
しかしながら、当該調達資金について計画に沿って充当した場合においても、必ずしも想定通りの投資効果が得ら れる保証はなく、その場合には当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
5【経営上の重要な契約等】
該当事項はありません。
6【研究開発活動】
該当事項はありません。
7【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この 財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開 示に影響を与える見積もりを必要としております。これらの見積もりについては、過去の実績等を勘案し合理的に判 断しておりますが、実際の結果は、見積もりによる不確実性のため、これらの見積もりとは異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事 項 重要な会計方針」に記載しております。
(2)財政状態の分析
第9期事業年度(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)
(資産)
当事業年度末の総資産は451,909千円(前事業年度末比19.2%増)となりました。
流動資産は354,262千円(同12.2%増)となりました。主な増加要因は、売上高の増加による売掛金の増加によるも のであります。
固定資産は97,647千円(同53.6%増)となりました。主な増加要因は、大阪本社増床及び五反田オフィス開設に伴う 敷金の増加によるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債合計は308,472千円(同7.2%増)となりました。
流動負債は255,377千円(同10.5%増)となりました。主な増加要因は、未払金及び未払費用の増加によるものであ ります。
固定負債は53,094千円(同6.1%減)となりました。減少要因は、長期借入金の返済によるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産合計は143,437千円(同56.7%増)となりました。増加要因は、当期純利益の計上によ る利益剰余金の増加によるものであります。
第10期第3四半期累計期間(自 平成28年12月1日 至 平成29年8月31日)
(資産)
当第3四半期会計期間末の総資産は728,006千円(前事業年度末比61.1%増)となりました。
流動資産は607,944千円(同71.6%増)となりました。主な増加要因は、現金及び預金の増加によるものでありま す。
固定資産は120,061千円(同23.0%増)となりました。主な増加要因は、五反田オフィス開設に伴う建物の増加及び 基幹システムの開発に伴うソフトウエアの増加によるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債合計は456,272千円(同47.9%増)となりました。
流動負債は420,914千円(同64.8%増)となりました。主な増加要因は、前受金、未払金及び未払費用の増加による ものであります。
固定負債は35,357千円(同33.4%減)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済によるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は271,733千円(同89.4%増)となりました。主な増加要因は、第三者 割当増資による資本金及び資本剰余金の増加、及び当期純利益の計上による利益剰余金の増加によるものでありま す。
(3)経営成績の分析
第9期事業年度(自 平成27年12月1日 至 平成28年11月30日)
(売上高)
当事業年度の売上高は1,232,549千円(前年事業年度比78.1%増)となりました。これは主に、コンサルタント及び 営業人員の採用による人員の強化、広告宣伝投資の拡大による新規会員の獲得、応募数の拡大によるものでありま す。
(売上原価)
当事業年度の売上原価は27,926千円(同63.3%増)となりました。主な増加要因は、売上増加による求人原稿制作に 伴う外注費の増加によるものであります。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当事業年度の販売費及び一般管理費は1,148,003千円(同80.0%増)となりました。主な増加要因は、事業拡大に伴 う人件費や求職者獲得のためのマーケティング費用の増加によるものであります。
この結果、当事業年度の営業利益は56,618千円(同52.6%増)となりました。
(経常利益)
当事業年度の営業外収益は、19,745千円(同30.2%減)となりました。主な減少要因は、助成金収入の減少によるも のであります。